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松平不昧公が愛したスズキの奉書焼き

名物「すずきの奉書焼き」

松江市の歴史を語る上で、必ずと言ってもいいほど登場するのが松平不昧公(治郷)ではないでしょうか?

不昧公は、江戸後期の大名茶人で、松江藩中興の祖とされています。茶道を好み、伊佐幸琢の石州流を学び、石州流不昧派を興しました。

16歳で松江藩主となり、破綻寸前だった松江藩を藩政改革で立て直したと伝えられています。

その不昧公は、食通としても知られスズキの奉書焼きを特に好んでいたと言われています。

スズキの奉書焼きとは?

スズキの奉書焼き

スズキの奉書焼きが完成した経緯はこうです。

昔、漁師が焚き火でスズキを焼いて食べていたのを見かけた不昧公は、その魚料理に興味を持ち所望しました。しかし、漁師たちは灰の付いたままのスズキを差し上げるのは恐れ多いと、奉書(和紙)に包んで蒸し焼きにして献上しました。すると、不昧公は大変喜びました。

このスズキの奉書焼きが美味であったことから、松江藩のお止め料理となり、明治維新の頃までは庶民は口にすることが出来なかったと言われています。

奉書焼き①
奉書焼き②

スズキは、セイゴ→フッコ→スズキと成長により名前が変わることから出世魚であり、海水と真水が混じり合う宍道湖でとれる宍道湖七珍の1つとして有名です。

臨水亭はスズキの奉書焼きを復活させた店

臨水亭の玄関

スズキの奉書焼きは、不昧公が大変気に入ったこともあってからか、松江藩の特産品の高級魚として明治時代まで門外不出になっていたそうです。

臨水亭は、スズキを出雲和紙に包んで蒸し焼きにする奉書焼きを復活させ、島根県の郷土料理を松江ではじめに広めた料亭です。

スズキの奉書焼きの魅力は、まずは香り、出雲和紙の焦げた香ばしい香りがほんのりとスズキに移り、淡白な身がホクホクにふっくらと仕上がります。

スズキの奉書焼きは煮がえり醤油と紅葉おろしでピリ辛でいただくのが一番美味しいです。

他にも、宍道湖七珍(宍道湖でとれる代表的な7種の魚介類)を一堂に味わうことができる老舗。

宍道湖七珍・・・「スズキ」「モロゲエビ」「ウナギ」「アマサギ」「シラウオ」「コイ」「シジミ」の頭文字と取って「スモウアシコシ」と覚えられます。

本場の奉書焼きを食べるなら臨水亭で

だんだん弁当

スズキの奉書焼きを食べられるお店は、松江市内にもほとんどありません。

昔ながらの郷土料理をご所望なら、ぜひ臨水亭にお越しください。事前のご予約は必要にはなりますが、心をこめて作ります。

臨水亭

島根県松江市末次本町13
0852-21-4839
営業時間 11:00~14:00 17:00~21:00

ご予約はこちらから

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